休憩を挟んで第二部は、ホームの東北大学男声OB合唱団が、総勢90名という大人数で、「くちびるに歌を」を、大迫力で歌い、観客から大きな拍手をもらっていました。最終ステージは合同演奏で、270名がステージに所狭しと並びました。実際私は楽譜を開くと近すぎて老眼で見えないので、すぐ前の川尻さんに「よく見えるように少し持ち上げて」と頼んで、自分では楽譜を開かずに前の楽譜を見ながら歌いました。まず各大学の歌を歌いましたが、全部趣きが違って、歌っていても面白かったので、聴いている人にも面白かったと思います。そのあと「Zum Sanctus」「I've been working on the railroad」「雨」(「水のいのち」より」を歌いました。最後に東北復興の思いを込めて「斉太郎節」を270名がフォルテシモで歌った時には、歌い終わる前から会場は大拍手に包まれました。アンコールは「荒城の月」と「ふるさと」で、「ふるさと」を会場の人と一緒に歌った時は、胸が熱くなりました。 演奏会が終わってから急いで着替えて、鈴木君と待合せた玄関に向かいました。何しろ45年ぶりに会うので、お互いに相手がわかるか心配でしたが、鈴木君は風貌も変わらず、すぐにわかりました。久々の再開に熱い握手を交わして、話を聞いてみると、法学部を卒業してからまた受験勉強をして金沢大学医学部に進み、31歳で医者になって最終的に故郷の石巻で整形外科クリニックを開業したとのこと。大震災の時は、海岸から1km以上も離れていたのに、津波がきたそうですが、幸い大きな被害もなかったとのこと。一緒に懇親会に行って、同期の仲間と再開し、色々な話に花が咲きました。鈴木君から同期の仲間に「MAGENEDO N.D.A.B.E 311 ISHINOMAKI REVIVAL」のマークの入った復興Tシャツのお土産がありました。鈴木君とは、コールの連中と一緒に「野ばら」を歌って別れました。