我が子が小さいと感じたら?
あなたが、あなたのお子さんに対して、
- 「うちの子は、小さく生まれたまま、ずっと小さい」
- 「同年齢・同月齢の子どもと比べると、いちばん小さい」
- 「このごろ、どうも背の伸びが悪い」
- 「小さく産んで大きく育てる」
- 「今はちいさいけれど、そのうち大きくなる」
などと思っていませんか。
その時は放置せずに、もっと真剣にお子さんの身長に注目してください。
まず、身長・体重の記録を母子手帳、幼稚園の記録、学校の記録などから集めて、成長曲線を書いてみましょう。(下記)
→成長曲線と、現在の身長SDスコア(身長の程度を表す数字)が示されます。
以下の場合には、是非相談に来てください。
- 現在の身長が、-2SD以下の場合。
- -2SD以下でなくとも、身長SDスコアが徐々に低下している場合(お子さんの身長曲線が徐々に平均の曲線から離れている場合)
- 平均以下の身長なのに、男の子で11歳以下、女の子で10歳以下で身長曲線が上向きになってきた場合(お子さんの身長が、平均の曲線に近づいている場合)。
3の場合は、思春期のスパートに入ってきた証です。(相対的)思春期早発症の可能性もあります。
身長SDスコアが-1SD~-2SDの場合には、現在は病気でない場合が殆どですが、今後の成長の予測も含めて、一度ご相談に来てください。
成長曲線
※成長曲線については、下記のファイザー株式会社サイト・JCRファーマサイト・ノボ ノルディスク ファーマ株式会社の各サイトからダウンロードができますのでご利用ください。
低身長は、同性・同年齢(月も)の子の多数のデータから統計的に定義されていて、背の小さい順に100人並べたときに、前から2人ぐらいが「低身長」という定義に当てはまります。