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Vol.10  「オランダ美術館めぐり」


2009/8/18

 
 お盆の休みを利用して、アムステルダムに泊まり、美術館巡りをしてきました。

 9日にまず国立美術館へ行きました。ここは、今改装中で、南館に有名な絵画が展示されていました。ここは、なんといってもレンブラントの絵画が多数展示されており、なかでも有名な「夜警」をみることができました。非常に大きな絵でしたが、最初描かれたときはもっと大きく、ナポレオンIII世が自分の宮殿に飾る時に壁より大きかったので、右1.5mぐらいを切ってしまったそうです。切る前の絵を弟子が写した絵が横に飾ってありましたが、元のサイズの方が奥行きが深く感じられ、切られたのは残念でした。その他、「布地組合の見本監査官たち」「自画像」などのレンブラントの作品がありました。また有名なフェルメールの「牛乳を注ぐ女」「手紙を読む女」「小路」もここにあります。細部まで丁寧に書かれた筆遣いは、光を描き、流れ落ちる牛乳の動きを描いていました。

 続いてゴッホ美術館へまわりました。初期の「馬鈴薯を食べる人々」から後期の「黄色い家」「アルルの寝室」、有名な「ひまわり」、最後の作品である「カラスの群れ飛ぶ麦畑」など、ゴッホの作品が200以上も展示されていました。フェルメールの作品が37作品しか無いとされているのに対し、たった10年間の画家としての生涯でのゴッホの狂気ともいえるエネルギーに圧倒されました。1時同居し、以後けんか別れしたゴーガンが描いた、ゴッホが「ひまわり」を描いているところの絵も、興味深いものでした。
 

 
 10日は、アムステルダム郊外のツアーに参加しました。(写真1)日本人は私たちだけで、英語とスペイン語のガイドで、固有名詞が多く半分ぐらいしか説明がわかりませんでしたが、風車でつくっているピーナッツ油、チーズ作りを見学し、田舎のかわいい村、漁村などを散策しました。バスで海岸沿いの土手に上ったとき、海面が確実に内側の土地より高く、オランダの土地の2分の1が海より低いことが実感できました。

 11日は、列車に乗ってDan Haag Central Stationまで行きました。切符の自動販売機は難しいので窓口で買いましたが、改札口もなく途中で検札もないので、簡単に無賃乗車できると思いました。ハーグのマウリッツハイス美術館には、フェルメールの代表作の「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」と「デルフトの眺望」、「ダイアナとニンフたち」が展示されていました。「真珠の耳飾りの少女」は少女の表情だけでなく、唇のつや、真珠の光が鮮やかに表現されていて「北のモナリザ」と呼ばれるゆえんが理解できました。「デルフトの眺望」も、町の陽の当たっているところ、陰のところ、水の波が見事に描かれていました。レンブラントの部屋には、「テュルプ博士の解剖学講義」をはじめ最後の「自画像」など、多くの作品が展示されており、録音ガイドを聴きながら楽しみました。

 その後、デルフトへ行って有名なデルフト焼きの陶器工場を見学しました。ここには、レンブラントの「夜警」が実物大で、陶器で作られていました(写真2)。
 

 
 12日はトラム(路面電車)を乗り継いで、市内観光をしました。コンセルトヘボウは、残念ながら演奏会はありませんでしたが、カフェで雰囲気を味わいました。フラワーマーケット、蚤の市を歩き回って、マダム・タッソーの蝋人形館に入りました。途中お化け屋敷ふうの場所もあり、プレスリー、マイケル・ジャクソン、ダイアナ妃、パバロッティ(写真3)などの蝋人形と一緒に写真を撮って、なかなか楽しめました。
 

 
 13日は、エルミタージュ美術館別館へ行きました。これは、今年開館したもので、ロシアのエルミタージュ美術館で眠っている作品を、少しずつ展示していくそうです。絵は主にロマノフ王朝の肖像画で、当時の服や台所の様子、写真などの展示がありました。ロマノフ王朝の王妃は、デンマーク王朝やオランダ王朝より嫁いでおり、少し歴史の勉強をしました。
 オランダ料理のレストランで2回食べましたが、とにかく量が多く、舌ビラメのムニエルも、味が付いてない大きいのが2匹も皿に乗っているし、マッシュポテトも山盛り盛られていて、とても食べきれませんでした。味もいまいちで、クロケットぐらいが、量的にも日本人向きかなと思いました。結局日本料理店に、2回行きました。
 
タクシーにも4回ぐらい乗りましたが、驚いたのはそのうち3回で、運転手が携帯電話で長々と話ながら運転することです。日本では考えられないことです。

 オランダの3巨匠の絵画を満喫した夏休みでした。

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