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2010/10/4

Vol.15  「チェコ:世界遺産巡り」

 
 ESPE(ヨーロッパ小児内分泌学会)参加のため、チェコのプラハに来ました。もちらん妻も一緒です。プラハの旧市街は、1992年に世界遺産に登録されています。プラハは、私自身は3回目の滞在になります。9月20日の夜に着いて、Marriottホテルに泊まりました。日本のホテルには必ずあるのに、このホテルになかったものはなんでしょう。1.ウォシュレット、2、歯ブラシ、3.スリッパ、4.靴べら。ウォシュレットは、欧米のホテルでは、まだ普及していないようです。2~4は予想していたので、行きのJALのスリッパ、靴べら、歯ブラシをそのまま持ってきて使いました。

 21日は日本人ガイドに付いてもらって、車で40分ぐらいのプラハ郊外のカールシュタイン城へ行きました。1300年代にボヘミヤ王になったカレル1世が、財宝の保管庫として建造したものですが、多くの財宝は、ハプスブルグ家の支配の時に、持って行かれたそうです。そのため、城の中はがらんとしていて、殺風景でした。兵士の部屋には、古いトランプやチェスが置いてあり、部屋の隅には、壁に張り出し窓をつけて、床に穴をあけただけの「空中落下式トイレ」がありました。
 
 そのあと、プラハに戻りストラホフ修道院の庭のプラハ城と旧市街が一望できる場所で昼食をとりました。丸いパンをくりぬいてその中に野菜スープをいれたチェコの郷土料理が珍しく、味もよく、パンもスープがしみていい味になり楽しめました(写真①)。プラハ城内の聖ビート大聖堂のステンドグラスは、何度見ても感動します。特にミュシャのステンドグラスの色の鮮やかさは素晴らしいものです。その後はカレル橋、旧市庁舎の12聖人が現れる天文時計を見物してホテルに戻りました。
 
 

 
 夜はガイドさんに教えてもらったビアホールでチェコ料理のダックのグリルを食べましたが、おいしいのですが量が多くて食べきれませんでした。アコーディオンのおじさんが演奏していましたが、私たちをみて「夕焼け小焼け」や「上を向いて歩こう」を演奏してくれました。
 
 
  

 
 22日は、これも1992年に世界遺産になっているチェスキー・クルムロフという小さな町まで行きました。オーストリアとの国境近くまで車で3時間ぐらいかかりました。今も中世の街並みが残るとても美しい町で、モルダウ川の上流が町全体を取り囲んでいます(写真②)。エゴン・シーレの母親がここ出身で、エゴン・シーレ国際文化センターがありました。町の北側の川の対岸に、チェコではプラハ城に次いで2番目に大きいチェスキー・クロムフォフ城がそびえています(写真③)。城はロジェンベルグ家、ハプスブルグ家、エゲンベルグ家、シュヴァルツェンベルグ家と受け継がれ、時代とともに建て増しているため、バロック様式、ルネッサンス様式、ロココ様式といろいろの建築様式がみられました。「仮面舞踏会の部屋」は、壁に135人もの人が描かれており、だまし絵や画家自身も描かれたなかなか面白い部屋でした。天気も非常に良く、中世の美しい町を楽しんだ1日でした。

 夜はガイドさんに教えてもらった日本料理店「Mash Hana」で、刺身にすしを食べました。魚は、イタリア半島とバルカン半島に囲まれたアドリア海から運ばれてくるそうです。
 
 

 
 23日はESPEのポスター発表を行いました(写真④)。デンマークのThodbergとの共同研究で、彼が開発した自動読影した骨年齢(BoneXpert)を用いて、日本人小児の成人身長の予測をした研究です。骨年齢の評価は、いろいろの方法がありますが、どの方法も読む人の主観が入るので、同じレントゲンを読んでも必ずしも一致しません。しかしBoneXpertは、完全自動化されていて同じレントゲンなら必ず同じ骨年齢になるという、大変優れたものです。私も使おうと思っているのですが、問題は彼がインターネットを用いて骨年齢読影1枚5ユーロという商売をしていることです。なんとか値切って導入しようと思っています。
 
 

 
 海外にきたら、オペラを観ることにしていますが、ホテルのコンセルジュで、23日の夜、エステート劇場の一番良い席が一人5,000円で簡単に購入できました。プラハはモーツァルトの町とも言われ、モーツァルトは生涯4回プラハを訪れています。1787年にプラハを訪れたモーツァルトは、ここで「ドン・ジョバンニ」を書き上げ、10月29日にエステート劇場で初演されています。それ以来、モーツァルトの作品は、この劇場で演奏されています。23日はやはりモーツァルトの「フィガロの結婚」でした。映画の「アマデウス」は、この劇場で撮影されたというだけあって、こぢんまりとした劇場ですが、非常に雰囲気がよく、2階のバルコニー席の一番前で「フィガロの結婚」を楽しみました(写真⑤)。歌手はほとんどチェコ人でしたが、一人だけバルバリナ役をやったYukiko Kinjoという日本人が出演していました。学生時代にケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」歌ったことのある妻は、ケルビーノ役の歌手(Katerina Jalovcova)がとても上手にアリアを歌ったとしきりに感激していました。もう1日いれば、「ドン・ジョバンニ」も観られたのに、残念!
 
 今回は短かったけれど、ミュシャ美術館なども訪れ、チェコの文化を楽しんだ旅行でした。
 
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