原因
低身長の原因は、次の3っに分類されます。
① 体質・遺伝(正常バリエーション)
② ホルモン(内分泌)異常
③ 基礎疾患(全身の病気)
① 体質・遺伝(正常バリエーション)
生まれつきの体質やご家族の身長の影響によって、身長がゆっくり伸びるタイプです。
病気ではなく個人差の範囲であることが多く、基本的には治療の必要はありません。成長のペースを見ながら、定期的に経過を確認していきます。
●何が起きている?
- 生まれ持った体質・遺伝
- 成長の“ペース”がその子なりに決まっている
●特徴
- 成長曲線に沿っている
- 年間の伸びが保たれている
- 思春期が遅れることがある
●代表パターン
- 家族性低身長(親も小柄)
- 体質性思春期遅発(思春期が遅い)
●対応
- 基本は経過観察
- 必要に応じて定期フォロー
「様子を見てよいケース」
② ホルモン(内分泌)異常
体の成長をコントロールするホルモンの働きに異常がある状態です。
成長ホルモンや甲状腺ホルモンが不足すると、身長の伸びが悪くなることがあります。
血液検査などで調べることができ、適切な治療で改善が期待できます。
●何が起きている?
- 成長に必要なホルモンが不足・過剰
- 成長の指令系統がうまく働かない
●代表例
- 成長ホルモン分泌不全
- 甲状腺機能低下
- 思春期早発症
●特徴(重要)
- 成長スピードが低下
- 成長曲線を下に外れる
- 骨年齢にズレが出る
「本来伸びる力が出ていない」
●対応
- 血液検査・ホルモン検査
- 必要に応じて治療(例:成長ホルモン)
「伸びる力に問題がある状態」
③ 基礎疾患(全身の病気)
体の他の病気が影響して、身長の伸びが悪くなる状態です。
心臓・腎臓・消化器の病気や、慢性的な体調不良などが関係することがあります。
原因となる病気の治療を行うことが、成長の改善につながります。
●何が起きている?
- 栄養・代謝・臓器機能などの異常
- 成長に必要な土台が整っていない
●代表例
- 染色体異常(ターナー症候群など)
- 慢性疾患(心臓・腎臓など)
- 骨の病気(軟骨無形成症)
- SGA(出生時低体重)
- 心理的ストレス(愛情遮断など)
●特徴(超重要)
- 体重も増えにくい
- 元気がない・食欲低下
- 体のバランス異常(骨疾患など)
「体の土台そのものに問題」
●対応
- 原因疾患の診断・治療
- 多職種での管理が必要なことも多い
「体全体の問題が成長に影響している状態」
低身長は、同性・同年齢(月も)の子の多数のデータから統計的に定義されていて、背の小さい順に100人並べたときに、前から2人ぐらいが「低身長」という定義に当てはまります。
低身長・メニユー
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