低身長・基礎知識
(なんこつていけいせいしょう)
軟骨低形成症
Hypochondroplasia
軟骨低形成症(なんこつていけいせいしょう)は、骨の成長に関わる「軟骨」の形成が不十分になることで起こる先天性の低身長疾患です。
代表的な骨系統疾患のひとつで、軟骨無形成症よりも軽症型として位置づけられます。
概要
- 主に四肢がやや短い低身長(軽度〜中等度)
- 出生時は目立たず、幼児期〜学童期で気づかれることが多い
- 「主に若年から年内の成人に見られる腫瘍です。」のような腫瘍ではなく、骨の発育異常(遺伝性疾患)
原因
- 多くは FGFR3遺伝子 の変異
- この遺伝子異常により、軟骨から骨への成長(内軟骨性骨化)が抑制される
主な症状
軟骨無形成症ほど特徴は強くありませんが、以下が見られます:
●身長・体型
- 低身長(-2SD前後〜それ以下)
- 四肢短縮(特に上腕・大腿)
- 体幹は比較的正常
●顔貌・頭部
- 軽度の前額部突出
- 鼻根部がやや低いことも
●その他
- 関節の可動域制限は軽度
- 知的発達は通常正常
診断
① 臨床所見
- 身長の伸び方(成長曲線)
- 体型バランス
② 画像検査
- X線での骨の形態評価
③ 遺伝子検査
- FGFR3変異の確認
鑑別疾患
- 軟骨無形成症(より重症)
- 家族性低身長
- 体質性思春期遅発
診断・対応
現時点で根本治療はありませんが:
- 経過観察 → 成長曲線の定期フォロー
- 成長ホルモン療法 → 一部で使用されることがある(効果は限定的)
- 生活指導 → 運動・姿勢・体重管理
ポイント
- 「見逃されやすい軽症型骨系統疾患」
- 低身長外来では→ 体型(体幹と四肢の比)を見ることが非常に重要
- 家族歴の確認も大切(軽症で未診断の親がいることあり)
低身長は、同性・同年齢(月も)の子の多数のデータから統計的に定義されていて、背の小さい順に100人並べたときに、前から2人ぐらいが「低身長」という定義に当てはまります。
低身長・メニユー
低身長・基礎知識